今年6月初旬の話になりますが、人生初の「お茶摘み」というものを体験して参りました。テレビ番組でしか観たことがなかったんですが、茶畑でチャチャッと…葉を摘んでいくアレですね。
正直なところ、ママ友からのお誘いがあったからこそ経験できた訳ですが、お声が掛からなければ一生触れることは無かったと思います。こんな出会いにマジ感謝(チャらい)……かずぼんです。
今回のおすすめスポット
我が家のある加古川市から、播但連絡有料道路を北へ約40分ほど車を走らせますと、ちょうど兵庫県の真ん中くらいに位置する神河町(かみかわちょう)に到着します。
何年か前に村上春樹さん原作の「ノルウェイの森」が映画化された際のロケ地にもなった、峰山高原や砥峰高原などがある自然に囲まれた美しいところです。
あの “のん” さん(能年玲奈さん)も、神河町がご出身地だそうで、ご本人を知らないオッサンの勝手な想像で言いますが、彼女のピュアな性格は、この穏やかな土地で育まれたことが納得できます。

地元の交流施設「粟賀の驛(あわがのうまや)」に集合。
今回お世話になる「ふれあい茶園」さんで諸々の手続きを済ませた後、車で先導してもらいながら、少し離れた畑へと向かいます。



「生野銀山」も面白そうなので、また近いうちに行ってみたいと思います。Minecraft(マイクラ)を始めたからといって、鉱石に興味が湧いたワケじゃないですよ。
残った「銀」を探してブランチマイニングしてみっかな!
(妄想ですから通報しないで)

仙霊茶摘み体験
ここで栽培されている「仙霊茶」という葉を少し摘ませていただきました。まずは茶園の説明や摘み方などをお聞きして、90分間と時間制限はありましたが、自然とふれあいながら、十分に堪能できたと思います。

「一芯一葉(いっしんいちよう)」といって、“一つの若芽と一枚の葉” のみをもぎ取っていくと、それが “おいしい緑茶” となるそうです。一芯二葉、三葉と「葉」を増やして採るほどに成分や味わいが変わって、色々な楽しみ方ができるといいます。




一芯一葉なんてフル無視でしたけど、息子も不思議とゼルダの話をせずに、黙々と葉を摘んでおりました。僕はそれなりに「一葉」を意識して採取してましたが、同行していた若いパパさんのスピードと収穫量には完全に負けてます。
半ば腰が痛くなって、カマキリとかテントウ虫を撮影してましたもの。これを生業にしていらっしゃる方々のタフさが分かります。



茶園の責任者の方のお話では、共に運営してくれる仲間や先の後継者がいない事を悩んでいらっしゃったり、「もっと人に来てもらおう、良さを知ってもらおう」と色んな構想もお持ちのようで、今回の「仙霊茶摘み体験」も、その一環との事でした。
体力的にも大変なお仕事ですが、いつまでも受け継がれていって欲しい日本の文化だと思います。

試食&試飲タイム
集合場所だった「粟賀の驛」まで戻り、冷えた水出し「仙霊茶」を頂戴しました。その後、摘んできた茶葉の一部をフライにして試食させてもらえることに。座敷には全てセッティングされていて、そこでまたお話を伺いながらワイワイと調理開始。




塩でいただきましたが、茶の風味、ごく僅かに渋みを感じるオトナの味でした。(子供達もメッチャ食ってましたけど。)
これをアテに冷えた日本酒なんて、サイコーなんじゃないですかね~! 日本人に生まれてよかったなんて…本気で感じる瞬間かも。
自宅で茶(チャ)レンジ
帰宅後、妻はそそくさと持ち帰った葉をざっと水洗いして大皿に移動。電子レンジで繰り返し焙って水気を飛ばし、乾燥しきった感じになったところで、その茶を煎れてくれました。
自分たちで作ることなんて難しいイメージがありましたが、とても美味しい緑茶が出来上がったので、驚きでしたね。
実施される時期が限定されていますが、タイミングがあえば是非体験していただきたいイベントでした。
ご興味のある方は、一度「粟賀の驛(あわがのうまや)」をチェックしてみてください。

それでは、また!
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