世間はスッカリ秋めいて、趣味やグルメやアレコレ満喫できる季節になりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
「レジャーの秋」ということもあって、今回はワタクシかずぼんの得意技、妄想癖(?)をグッと抑えての施設リポートになります。
今回のおすすめスポット
僕は現在、仕事の関係もあって、兵庫県の加古川市に住んでいます。こちらでの生活も4年が経過しようとしていますが、いまだ「姫路市」にあるレジャースポットをあまり知らない自分がいます。
…そんな新参者が「姫路市立水族館」へ出向いた時のお話でございます。

“水族館、どこに行く?” となると、神戸と大阪の中間地点に位置する西宮市(甲子園球場のある所)で育った僕は、須磨海浜水族館か、大阪・南港にある海遊館を利用していました。
両施設ともにファミリーでの利用者が多く、子供達もキャッキャ言いながら楽める場所でもありますが、コンセプトや規模は違えど、姫路にもそんな「ステキ水族館」があるんです!
そう、それが「姫路市立水族館」なんですね~。
「こんなに近くに住んでおきながら一度も訪れていなかったなんて、愚か者めがッ!」
…なんて、自分を責めるくらい良い所でしたよ。
ちなみに「お宝市番館 姫路東店」と「お宝市番館 飾磨店」も、同じく姫路市内にございます。お近くにお越しの際はぜひ覗いてみてやっておくんなさいませ。※店舗情報は店名のリンク先をチェック!
一粒で二度楽しい的な感じ
「姫路市立水族館」は、JR姫路駅から徒歩で30分程度(車で15分くらい)の場所にある「手柄山中央公園」という広大な敷地内にあります。※Googleマップ調べ

公園敷地内の少し小高い丘の上に建てられていて、隣接している大きな立体駐車場の向こうに見える景色には、世界文化遺産「姫路城」も見えます。やっぱ白いなぁ。


館内は「本館」「新館」とあって、まずは「新館」から入場。
そこでいきなり「姫路モノレール」たる過去の遺物に出迎えられる訳ですが、ご紹介はのちほど。
(目当ては水族館ですが、こちらも結構なボリュームがあって楽しめました。)

早速、地元「播磨(はりま)」地域の水棲動植物を観察できるゾーンへと進みます。

中は広々としていて、なかなか心地のよい “癒し” 空間になっています。マイナスイオンを感じていたのは僕だけ?
2階につながる緩やかなスロープを、小さな子供達が走りまわってましたが(笑)、バリアフリーな優しい構造なので、お年寄りや車いすの方も不自由なく楽しめると思います。

壁面のガラスケースの中では、川辺の生態系が再現されています。分かりやすい資料や実物大の触れる模型も添えてあったりで、子供の自由研究などの学習の場として「この先、色々とお世話になっちゃうかも」的な、そんな雰囲気をビシビシ感じましたよ。



このような “学べる” スタイルは、どの水族館や博物館でも当たり前の様にあるモノですが、自分が親となって、我が子が物事を少し理解できる年頃になってからは、見え方や捉え方が変わるもんなんですね。
もはや、下心を丸出しに「水族館」をデートに利用していた若造の頃の僕ではないのです。…多分、成長してる(笑)。





この先の扉を出ると、例の「モノレール展示室」でした。

知られざる?栄光って感じ
水族館の「本館」見学の前に、順路が正しかったのか未だ定かではありませんが、「姫路モノレール」の展示室に突入しました。
わずか8年間しか運行しなかった「姫路モノレール」。
詳細は写真の説明にある通りですが、偶然にも僕が生まれた日のジャスト1年後に営業停止になっていたなんて…ここを訪れた事に何か運命的なモノを感じましたね…。


実際に使用されていた機械類、時刻表や広告看板、現物のモノレールも設置してあって、運行当時のホームの雰囲気が再現されています。大袈裟かも知れませんが、ある種タイムスリップした様な感覚になりました。僕のダブついた腹の脂肪も、あの幻の腹筋に戻っていた様な気がします。(あ、やばい。妄想が…)
車内にも入れて、客席で記念撮影なんかも出来ます。面白い!




モノレールの運行経路を表現したジオラマは、駅舎や高架橋も細かく作り込まれていて、当時の風景が見えてくる感じです。
展示資料によると、壮大なスケールの構想があったそうですが、その計画の一部であり、実際に運行されていた「手柄山駅~姫路駅」の様子が作られています。ここ「手柄山駅」から中間地点にある「大将軍駅(なんだか凄い駅名)」を経由し、「姫路駅」との間をラジコンのモノレールが往復する仕組みになっていました。
僕の息子は、しばらくこのモノレールに瞳を奪われたまま動きませんでした。触りたそうに…プラレールじゃないんですけど。



地方のNHKなどのニュースで話題になっていましたが、「大将軍駅」は、なんと2016年まで残存していたんです。廃線以降50年近く一般人が目にする事はなかったそうですが、解体される直前に限定公開されたそうですよ。
消えゆく最後のプラットホームに立った時、叶うことのなかった「近未来」の夢を感じる事ができたんでしょうか…。
こういうアーカイブ的な話って好きなんだなぁ、僕。



触れるっていい感じ
さて次は、水族館に戻って「本館」の見学です。
ここではウミガメやペンギン、エイ、サメなどの海洋生物を見学する事ができます。
ちょうどウミガメのエサやり時間だったみたいで、プールの周りには人だかりが出来ていました。それにしても、一度にこの数のウミガメを見たのは初めてかも知れない。
「ファインディング・ニモ」での海流に乗るシーン以外では…。


そんなウミガメさんの「甲羅を背負ってみる」みたいな疑似体験モノとか、他にも色々とあるんですが…、是非オススメしたい衝撃の「ふれあい」コーナーがあったので、こちらのご紹介で締めくくらせていただきたいと思いますよ。

今年4月に改装されたばかりの「タッチプール」というゾーンなのですが、浅いプールの中にエイやサメが放されていて、その名の通りタッチOK、お魚たちとの「ふれあい」の場なのです。




ちょっと気になる「注意書き」が見えますが、「触ってみよう!」と、我が息子も臆せずチャレンジ!(内心ビビッてる感じでしたけど…)


息子「エイって、ツルッとしてるわ」

僕「…まさかね。」

息子「…うわわっ!」
咄嗟に手を引っ込める息子!
こんな風に書いちゃうと、まるで戦慄の館のようになってしまいますが、サメやエイの口元をあえて触っていく様なことをしなければ問題ないのです。「噛んでください」ってやってるみたいなもんですからね。…まぁでも、その辺の判断ができない小さなお子さんには、親御さんの注意は必要だと思いますけど。
あと「サメ肌の説明」写真もありましたが、「ワサビをおろす」サービスなんてのはやってませんよ、奥さん。
ちょっとしたスリル(概ね安全ですが)があって、テンションMAXな子供たちで賑わうタッチプール。よい経験になると思いますYo!
リピーターになっちゃう感じ
アレコレと「姫路市立水族館」を堪能した後、ここ「手柄山中央公園」の頂上(って言っていいのか?)へ登ってみる事に。
そこでは、雲の隙間から光が射し込んだ、神々しい空に覆われる「姫路」の街が見えましたよ。まるで天使さん達が降りてきそうな光景に「お迎えはまだ早いよ」と心で囁いておきました。

周りを見渡すと、手柄山に到着した時から気になっていた「洋風の城」らしき建造物が再び目に入りました。こちらは「ロックガーデン」と呼ばれる展望台なんだそうで。

そして真下に見える「サンクンガーデン」も素敵な雰囲気でしたが、この日は冷たい風が強く吹いていて、これ以上の探索を続けることは断念!(サブいんだもの、風邪ひきますわな。)

「また天気のいい日に出直しましょかぁ~」
…ってな感じで、この日は退散。帰宅の途につきました。
再び訪れた時には、まだまだ廻りきれていない施設をリポートしてみたいと思います。
姫路いいとこ、一度はおいで!
それではまた!
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